写真道展は今回52回の公募展となりました。今年の応募点数は4,627点、入選数は218点で各部の平均入選比率は4.7%という結果です。
 北海道を代表する写真コンテストですので、応募者側にとっては厳しい試練となります。それだけに入選の価値を見いだせるのだと思います。
 長く続いてきた写真道展も時代の推移の中で、さまざまに変わってきました。応募者にとってはこのような時流の中で戸惑いを感じたこともあったかと思います。
 今回は、文部科学大臣奨励賞を頂く申請の伴い、文化庁より「審査員を外部から導入して欲しい」との要請があり、プロ写真家1名を招聘することにいたしました。
 このたびの審査にあたっては、常任審査員、写真道展審査員、招聘審査員とで26名の審査員体制で2日間にわたり審査を行いました。
 厳選の結果、各部の第1席の作品について一言述べさせて頂きます。第1部第1席で写真道展大賞となった「笑顔」は、広々とした畑を背景にした母と子の写真で、一見平凡ともとられる作風でありながら、この風土に暮らす温かい家族愛を感じさせる作品です。第2部第1席「水中トンネルの子供達」は、おとぎ話の浦島太郎を思い出させます。統一された色調も良く、メルヘンの世界にを描き出しています。第3部第1席「凍れる朝」は、厳冬の苛酷な試練に耐える白鳥の躍動感が伝わってくる作品です。
 今回の審査を通して特記したいことは、第3部「ネイチャーフォト」のことです。この部は自然、自然界をテーマとするドキュメントの世界の展開です。この趣旨をよく理解することが大切で、類似作品や規制されているデジタル合成写真もありましたが、自然をモチーフにするならもっとモラルを大切にしたいものです。自然の変化や作者の視点でとらえることが最も大切なことです。
 次回の写真道展の作品に期待いたしております。

【第52回写真道展 第23回学生写真道展】の作品募集は
2005年2月18日(金)をもちまして終了いたしました。
2005年3月上旬に審査を行い、入選・入賞者は3月中旬に応募者本人に直接通知し、
北海道新聞紙上(3月26日朝刊)にて掲載いたしました。

【第53回写真道展 第24回学生写真道展】の作品募集要項は秋頃に掲載の予定です。

 

 

【展覧会(公募作品展)】

会 期: 2005年5月10日(火)〜15日(日)
会 場: 札幌市写真ライブラリー(サッポロファクトリー内)
*以後、全道各地にて巡回展を開催

巡回展日程


第52回写真道展事務局

〒060-8711 札幌市中央区大通西3丁目 北海道新聞社事業局内「写真道展」係り
電話011−210−5731